芸術専攻 教育研究上の目的

近年の芸術は,異なった分野・領域の芸術が,先端的なメディア等を介在しながらクロスし,さらに密接な関係が成立している。専門の分野をより深く研究することを目的としつつ,どの分野からでも自らの研究に必要な他分野も研究し,新たな表現と理論の開発にも有効に機能するよう,芸術の学問と創作研究を確立し,自立した研究活動と高度な専門的活動に従事するに必要な高度な表現研究能力と豊かな学識を持った人材を養成する。

近年の芸術環境は、異なった分野・領域の芸術が、先端的なメディア等を介在させながらクロスオーバーしており、互いに密接な関係を結んでいます。博士後期課程の専攻を1専攻とし、博士前期課程の文芸学専攻、映像芸術専攻、造形芸術専攻、音楽芸術専攻、舞台芸術専攻の5専攻を総合化したのは、そういった現代の芸術環境があってのことです。そして、それは自らの専門分野の探究を目的としながら、他分野の研究を視野に入れて、新たな創造理論を構築する場として機能しています。社会人の入学枠を設け(大学院設置基準第14条による教育方法の特例)、昼夜開講制を取り入れたことも大きな特色です。
すでに博士前期または修士課程を修了し、教育・研究機関や企業に従事しながら、より高度な芸術の専門領域について研究を継続したり、フィールドを越えて新たな芸術研究に取り組もうとする新進の研究者への門戸が開かれています。

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