造形芸術専攻 教育研究上の目的

デザイン、美術、美学美術史の分野における専門家を養成する。創作研究、作品分析研究、歴史研究を多角的に追求し、平面、立体、映像等表現の伝統的及び現代的技法を習得する。芸術の根源的な営為への想像力を馳せる力を養う一方で、文献学の基礎的方法も学ぶ。国際的な視野を持ち、社会との連携も視野に入れつつ、IT時代に即応した先端的表現領域や、造形関連分野境界領域での表現の独創性も追求する。

研究活動を通じて育まれた「知」と、「知」に支援された「感性」の両者を合わせもつ人材の育成こそが、学部課程の発展形としての博士前期課程の主たる教育目標です。より高度な専門性の涵養をめざす一方では、造形専攻を構成する絵画・彫刻・版画・造形理論・及びコミュニケーション、インダストリアル、建築のデザイン各分野が、領域をこえて、創造的な交流をはかるための多様な機会も用意されています。
伝統の知恵と、情報化・国際化という時代の趨勢を、独自のテーマ設定と方法論の構築を通じいかにして創造の糧として取り込むか。ここに、視覚文化の優れた担い手の養成をめざす造形芸術専攻の不断の目標があります。

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教員紹介

躍進する修了生

日本文化に触れたことで、私はそれ以前の自分とは別の自分になってしまった気がします。


Patrick Rathnayake パトリック・ラタナヤケ, 博士後期課程芸術専攻修了

大学院で学んだことを生かし、これからも現代音楽の作曲、幅広いジャンルとの共同制作によるパフォーマンスも行なっていきたい


松本真結子(作曲家), 博士前期課程音楽芸術専攻 2019年3月修了