Project Description
音楽芸術専攻 教育研究上の目的
音楽は、芸術文化の中で重要な部分を形成するばかりでなく、社会がますます複雑化し、多様化するにつれて、演劇、舞踊、映画、放送などといった諸分野との結びつきも、さらに密接になってきている。文化の国際化にともなう、まったく新しい形の活動も、めざましい。現実を見据え、いっそう高度な演奏、創作、研究を実践し、あるいは教育に当たることのできる人材を養成する。
音楽芸術専攻は、芸術学部の各領域の歴史的な蓄積による芸術性を根幹に据えながら、音楽の持つ芸術的本質および心理的側面を科学的に把握し、より高度な音楽的感性と技法の向上を目指します。同時に、理論的な研究を行うことを主眼として、多様化する社会的要求にも柔軟に対応できる人材の育成を目的としています。
- 2015年度博士前期課程各専攻履修科目一覧(PDF:537KB)
- 2016年度博士前期課程各専攻履修科目一覧(PDF:537KB)
- 2年以上在学し、履修規定に則り30単位以上を修得すること。
- 学位論文等を提出し、最終審査および試験に合格すること。
- 規定の学費を完納していること。
教員紹介
伊藤 弘之
生年月日
昭和38年04月01日生
略歴
昭和61年03月
山形大学教育学部卒業
昭和62年08月
東京音楽大学研究科中退
平成01年06月
カリフォルニア大学サンディエゴ校音楽学部大学院修士課程修了(MAを得る)
平成06年09月
カリフォルニア大学サンディエゴ校音楽学部大学院博士課程修了(PhDを得る)
平成14年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成22年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
作曲。「揺れるイメージ」「フラジャイルな美しさ」と言うコンセプトのもと、独奏、室内楽、合唱、オーケストラと多様な編成で作品を書いている。邦楽器を用いた作品もある。細部まで緻密に構成し四分音を多用する音響づくりが特徴的である。現代の記譜法の研究、作曲ツールとしてのコンピュータの使用、コンサートのプロデュース活動なども行っている。
研究業績
受賞歴:芥川作曲賞、ヌオヴェシンクロニー国際作曲コンクール第1位、他
作品:オーケストラのための「ミラー II」(サントリー音楽財団委嘱、新日本フィルハーモニー交響楽団により初演)、「弦楽四重奏曲」(武生国際音楽祭委嘱、アルディッティ弦楽四重奏団により初演)、他多数
CD:「伊藤弘之作品集:Swaying time, Trembling time」(ミュージックスケイプ)、「伊藤弘之作品集:Swaying into Darkness」(フォンテック)、他
論文:“Swaying Sensation and Fragile Beauty” in Music of Japan Today (Newcastle: Cambridge Scholars Publishing, 2008), 6-11.
社会活動
芥川作曲賞選考委員
日本音楽コンクール(作曲部門)審査員
武生国際作曲ワークショップ講師
アンサンブル・コンテンポラリーα副代表
川上 央
昭和43年08月08日生
略歴
平成14年03月
日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程中退
平成17年07月
フランス国立音楽音響研究所(IRCAM)招聘研究員
平成24年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
生態音響学をベースにした音の研究。
音とは物質の振動によるものであり、物質の振動には励起が必要である。この生態音響学的な考え方をベースにして、振動に関わる諸情報を分析し、コンピュータによってシミュレーションを行っている。また、バーチャル環境とリアル環境での音の知覚の違いを検討することによって、より人間の知覚に基づいた音の研究を行う。
研究業績
・小西、福本、三浦、三戸、川上、「平均モーション法を用いたスネアドラム練習曲における感情演奏の動作解析」、音楽知覚認知研究、17(1&2), pp.35-40, 2012
・Tardieu, J., Susini, P., Poisson, F., Kawakami, H., McAdams, S.(2009). The desigh and evaluation of an auditory way -finding system in a train station, Applied Acoustics, Vol.70(9), 1183-1193
・Kawakami, H.(2009). Research on reduction of unpleasantness while continuous listening to Acoustic Signs. Proceedings of the 10th Western Pacific Acoustics Conference.
社会活動
日本音響学会幹事
日本音楽知覚認知学会常任理事
齊田 正子
昭和33年09月25日生
略歴
昭和57年03月
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業
昭和59年03月
東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了
昭和63年04月
昭和音楽大学非常勤講師
平成04年03月
東京芸術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了〈博士(音楽)〉
平成12年04月
日本大学芸術学部研究所助教授(非常勤)
平成20年04月
日本大学芸術学部任期制教授
平成30年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
学生からの研究テーマとして、修士課程ではヴェルディのオペラ、博士後期課程では19世紀イタリアベルカントオペラを取り上げ、オペラにおける発声法及び歌唱法について研究を続けている。国際文化教育交流財団の奨学生としてイタリアにて(1984~86)研鑚を積み日本における数々のオペラやコンサートへの出演を通し、留学前からの課題としての現代における日本のオペラのあり方及び上演方法について、その発声法及び演奏法について研究を続けている。
研究業績
1.第35回ミュンヘン国際音楽コンクール声楽部門第2位入賞他、国内外のコンクールにて入賞
2.エクソンモービル音楽賞奨励賞他数々の賞を受賞
3.藤原歌劇団公演オペラ「椿姫」ヴィオレッタ役でデビュー後、数々のオペラコンサートに出演
社会活動
国際文化教育交流財団評議委員
日本演奏連盟会員
藤原歌劇団正団員
髙久 暁
昭和37年11月14日生
略歴
昭和62年03月
東京大学理学部地学科卒業
平成元年03月
東京大学文学部第一類美学芸術学専修課程卒業
平成03年04月
東京芸術大学大学院音楽研究科修了
平成13年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成21年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
20世紀西洋芸術音楽史・演奏史。批判校訂版楽譜の作成も行う。過去に手掛けた研究主題として、近現代ギリシャ芸術音楽史研究、亡命移民ロシア人音楽家研究、日本での外来音楽家の活動に関する研究、近現代日本の作曲家研究、台湾での日本の音楽文化の影響についての研究など。またアジア諸国におけるピアノ文化に関心を持ち、歴史的研究やフィールドワークを行っている。
研究業績
著書
『日本戦後音楽史』(平凡社・共著)
『青春の音楽・原田力男の仕事』(共著)
『篠原眞の電子音楽』(Engine Books・共著)
校訂・編集楽譜
ニコライ・メトネル『忘れられた調べ・第1巻』op.38(全音楽譜出版社)
マルク=アンドレ・アムラン『コン・インティミッシモ・センティメント』(音楽之友社/Edition Peters)
訳書
サックス『トスカニーニの時代』
パパーノ『回想・モスクワの音楽家たち』(音楽之友社)
クロッグ『ギリシャ近現代史』(新評論)
社会活動
日本音楽学会会員、東洋音楽学会会員、日本ギリシャ語・ギリシャ文学会会員
郭芝苑音樂協進會(台湾)理事、京都国際音楽コンクール顧問
音楽評論活動
田代 幸弘
昭和33年06月15日生
略歴
昭和57年03月
日本大学芸術学部音楽学科卒業
昭和59年04月
日本大学芸術学部副手
昭和63年04月
日本大学芸術学部助手
平成05年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成11年04月
日本大学芸術学部助教授
平成19年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
ピアノ奏法および教育法の研究
バロックでは、バッハ、古典派では、ハイドン、ベートーヴェン、ロマン派では、ショパン、シューマン、ブラームス、近・現代では、ラフマニノフ、スクリャービン、ドビュッシー、ラヴェルの楽曲を研究し、様式感、心理的高揚の表現法を探求する。ピアノ、ソロ曲に限らず、室内楽曲にまで幅を広げている。
研究業績
・田代幸弘ピアノ・リサイタル 平成04年11月
FM東京ホール
・田代幸弘ピアノ・リサイタル 平成11年12月
ルーテル市ヶ谷センター
・田代幸弘ピアノ・リサイタル 平成17年12月
IMAホール
・田代幸弘ピアノ・リサイタル 平成19年11月
オペラシティ・リサイタルホール
・オデッサ第6回室内楽フェスティバル2台ピアノ・リサイタル 平成25年11月
社会活動
・練馬区演奏家協会会長
・公益財団法人日本ピアノ教育連盟評議員
・北関東コンクール審査委員長
・国際デュオ協会理事
・日本演奏連盟会員
圡野 研治
昭和30年10月07日生
略歴
昭和53年03月
国立音楽大学音楽学部声楽科卒業
昭和53年04月
埼玉県立越谷養護学校教諭
平成09年03月
認定音楽療法士(日本音楽療法学会)
平成13年04月
昭和音楽大学音楽芸術運営学科助教授
平成14年04月
国立音楽大学非常勤講師
平成17年04月
神奈川県立保健福祉大学非常勤講師
平成18年04月
日本大学芸術学部助教授
平成19年04月
日本大学芸術学部准教授
平成22年04月
日本大学芸術学部教授
平成29年04月
武蔵野音楽大学非常勤講師
研究領域
発達障がい児の音楽療法を中心に実践研究を行う。音楽療法における「声」や「身体」を研究テーマとしている。また仏教的ホスピス ビハーラでの音楽療法も研究課題としている。バリトンリサイタルを開催し自己表現力を探求している。
研究業績
障害児の音楽療法〜声・身体・コミュニケーション(春秋社)
心ひらくピアノ 自閉症児と音楽療法士の14年(春秋社)
音楽療法を知る -その理論と技法-(杏林書院)
東京ホワイトハンドコーラスの指導を通して 日本音楽療法学会19巻第1号 2019年
圡野研治 独唱会 平成28年5月 音楽の友ホール
社会活動
日本音楽療法学会副理事長
日本音楽療法学会編集委員長(学会誌)
日本芸術療法学会理事
萩原 貴子(緒方 貴子)
昭和45年09月25日生
略歴
平成06年03月 東京藝術大学音楽学部器楽科卒業
平成03年06月 ミュンヘン国立音楽大学中退
平成09年03月 東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了
平成09年09月 武蔵野音楽大学非常勤講師
平成12年04月 東京藝術大学非常勤講師
平成12年04月 洗足学園音楽大学非常勤講師
平成27年09月 日本大学芸術学部非常勤講師
平成28年04月 日本大学芸術学部教授
平成28年04月 洗足学園音楽大学客員教授
研究領域
フルート奏法及び、フルート教育法研究。バロックから現代までの幅広いレパートリーに対応した演奏表現の実践。
“人の心に響く”“音を出す”ということが何であるか、特に、管楽器奏法の基礎である呼吸法、物理的に理にかなった体の動かし方と結びつけることを研究テーマにしている。
研究業績
第61回日本音楽コンクールに於いて、当時史上最年少優勝。加藤賞受賞。ソリストとして国内外の主要オーケストラや演奏家とコンチェルトや室内楽を演奏する。
CD 美空ひばりオン・フルート「愛燦燦」(日本コロムビア)
CD カルメンファンタジー2001(日本コロムビア)
CD モーツアルトフルート四重奏曲集withザルツブルク・モーツァルテウム弦楽四重奏団~トルコ行進曲~(日本コロムビア)
CD アジアに吹く風(NHK-BSサウンドトラック)など録音活動は全24枚に及ぶ。
バンドジャーナル連載
ワンポイントレッスン
社会活動
全日本学生音楽コンクール審査員
全日本吹奏楽コンクール審査員
大学評価・学位授与機構音楽部会委員
アジアフルート連盟理事
大寺 雅子
昭和49年02月12日生
略歴
平成08年03月 武蔵野音楽大学音楽学部音楽教育学科 卒業
平成12年08月 Florida State University, School of Music, Master’s Program in Music Therapy(フロリダ州立大学大学院音楽学部音楽療法専攻修士課程・米国)修了
平成19年03月 東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻博士後期課程 修了
平成22年04月 東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻音楽音響医学分野 助教
平成23年03月 放送大学大学院文化科学研究科文化科学専攻修士課程臨床心理学プログラム 修了
平成27年04月 四国大学短期大学部幼児教育保育科 准教授 四国大学学生相談室 相談室長
平成31年04月 日本大学芸術学部音楽学科 准教授
研究領域
専門領域は臨床心理学と音楽療法。高齢者を対象とした音楽療法の事例研究や音楽療法をめぐる諸問題に関する理論研究を行ってきた。また、大学生を対象とした学生相談に携わった経験から、芸術系学生を対象とした心理的支援に関する研究に取り組んでいる。
研究業績
編著 医学的音楽療法−基礎と臨床− 平成 26年07月 北大路書房
論文 音楽療法研究における音楽のとらえ方をめぐる信念対立の構造の解明−契機志向相関的音楽論の定式化を通して 平成26年03月 構造構成主義研究・6巻
論文 Pharmacological and psychosomatic treatments for an elderly patient with severe nausea and vomiting in reaction to postoperative stress 平成27年10月Clinical Journal of Gastroenterology, Vol.8, no. 5
社会活動
臨床心理士、公認心理師、日本音楽療法学会認定音楽療法士、米国資格認定委員会認定音楽療法士(MT-BC)。米国音楽療法協会学術誌Music Therapy Perspectives編集委員。
三戸 勇気
昭和53年08月11日生
略歴
平成13年03月 日本大学芸術学部音楽学科卒業
平成15年03月 日本大学大学院芸術学研究科音楽芸術専攻修士課程修了
平成18年03月 日本大学大学院芸術学研究科芸術専攻博士課程修了(芸術学博士 取得)
平成18年04月 文部科学省オープン・リサーチ・センター整備事業 ポスト・ドクトラル・フェロー(平成22年03月31日まで)
平成22年04月 一橋大学大学院法学研究科情報技術助手(平成23年03月31日まで)
平成24年04月 日本大学芸術学部助教
平成27年04月 日本大学芸術学部専任講師
平成31年04月 日本大学芸術学部准教授
研究領域
音楽心理学をベースとした音の研究。
音楽の演奏における感情表現は、演奏において重要なポイントのひとつである。しかし、研鑽過程の演奏家では、この「感覚」を理解できないことが少なからず生じている。そこで、「感情」と、その感情を表現する「動作」、そしてそこから表出される「音」の関係を検討することにより、誰もがより良い演奏を目指していくための指標を提示し、演奏音そのものをデザインする契機となると考えた。その研究成果から今後の演奏音をデザインする過程までを検討を行う。
研究業績
・“Differences in the performance motion of several keyboard instruments”,International Symposium on Performance Science 2019,2019
・「音楽演奏における音のデザインの可能性」,日本音響学会誌,74巻11号,pp.613-617,2018
社会活動
・日本音響学会 音のデザイン分野 委員
・日本音楽知覚認知学会 幹事
・日本知覚認知学会 会員
・舞踊学会 会員
板倉 駿夫
昭和21年04月12日生
略歴
昭和45年03月
東京芸術大学音楽学部器楽科卒業
昭和45年04月
(財)日本フィルハーモニー交響楽団入団
昭和47年04月
(財)読売日本交響楽団入団
平成13年04月
日本大学芸術学部研究所教授(非常勤)
平成15年04月
日本大学芸術学部教授
平成26年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
研究領域
管楽器における奏法の基礎、筋肉の働き、呼吸法、口蓋の変化、動きについての研究。また、金管奏者にとってのメインテーマである高音域での奏法についての研究。管楽アンサンブルにおける各楽器群の音色、バランス、様式についての研究。古典より現代までの作曲家による作品の中より、特に管弦楽、吹奏楽、室内楽、独奏作品を基として、演奏様式、合奏での音色、役割、表現法、楽曲分析などの研究。
研究業績
「トランペット・コルネット教本」ドレミ楽譜出版社
「うまくなろう!トランペット」音楽之友社
「クラッシック・名曲プロムナードⅠ・Ⅱ」監修 ドレミ楽譜出版社
「ワンポイント・レッスン」バンドジャーナル連載
「新しい楽器学と演奏法」ヤマハ株式会社編(共著
社会活動
日本管打楽器コンクール審査員
日本音楽コンクール審査員
日本管打吹奏楽学会
日本トランペット協会副会長
宮崎日日新聞社音楽コンクール審査員
稲川 榮一
昭和20年08月06日生
略歴
昭和44年03月
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業
昭和45年11月
読売日本交響楽団へ入団
昭和48年09月
ケルン市立ギュルツェニッヒ管弦楽団へ入団
昭和49年06月
ベルリン藝術大学卒業
昭和55年09月
国立R.シューマン音楽大学非常勤講師
昭和56年09月
ドイツ連邦共和国軍音楽教育隊非常勤講師
昭和64年09月
読売日本交響楽団プランニング・ディレクター
平成07年04月
東京藝術大学音楽学部専任講師
平成25年04月
東京藝術大学名誉教授
研究領域
専門楽器の奏法、古典から現代までのレパートリー研究、楽器開発。小編成室内楽から管弦楽、吹奏楽等大編成におけるアンサンブル法。
研究業績
ドイツ各地、日本各地でチューバ・リサイタルを開催、ケルン金管5重奏団を結成、ビッテン市現代音楽祭に出演、読売日本交響楽団及びニッポン・シンフォニーと協奏曲を共演。ロニー金管5重奏団結成。ケルン市より栄誉音楽家の称号を得る。チューバ教本(ドレミ出版社)ワンポイントレッスン(音楽の友社)
CD/ロニー金管5重奏団“ブラスアンサンブルの世界”“クリスマス物語”
DVD/吹奏楽指導法“これからの指揮法・合奏指導法”(まじかるふぇいす社)
社会活動
日本管打楽器コンクール審査員
フランス.アルザス国際音楽コンクール審査員
ドイツ.マルクノイキルヒェン国際音楽コンクール審査員、コンセール・マロニエ21審査員
ドイツ.デトモルト音大にてマスターコース特別講師
オランダ.マーストリヒト国際チューバ・フォーラム特別講師
楽器開発(ヤマハ)(アレキサンダー)(アントン)(ミラフォーン)(ヨゼフ・モンケ)各社
井上 淑子(高久 淑子)
昭和23年10月23日生
略歴
昭和46年03月
桐朋学園大学音楽学部卒業
昭和46年04月
桐朋学園大学音楽学部助手
昭和48年04月
桐朋学園大学非常勤講師(平成21年03月まで勤務)
昭和46年04月
桐朋学園大学付属子供のための音楽教室弦楽科講師(現在に至る)
昭和48年04月
お茶の水女子大学文教育学部非常勤講師(平成26年03月まで勤務)
昭和59年04月
日本大学芸術学部非常勤講師(現在に至る)
研究領域
ヴァイオリン楽曲の様々な形態(協奏曲、ソナタ、無伴奏曲等々)についての演奏及び指導法の研究。又演奏される機会の少ない曲や練習曲も取り上げ上記研究の一助としている
。
研究業績
令和元年06月井上淑子ヴァイオリンリサイタル(横浜みなとみらいホール)をはじめ、昭和51年以来定期的にリサイタルを開催。
昭和51年より現在に至るまで横浜市イギリス館にて二重奏ソナタを主とする60回余のコンサートを開催。
平成21年以来版画やフラワー展示等とのコラボレーションによるコンサートを開始し年一回程度継続中。
演奏以外では、神奈川県立音楽堂「音楽鑑賞の夕べ」等に東京ハイドン合奏団のコンサートミストレスとしてレギュラー出演し、多数の古典派楽曲の初演にもたずさわる。(平成09年第一回大宮真琴音楽賞受賞)
社会活動
横浜音楽文化協会会員。
各種オーディションの審査及び課題曲の公開レッスン担当。
地域密着型のコンサートを企画し、定期的に出演している。
今泉 久
昭和28年08月27日生
略歴
昭和51年03月
日本大学芸術学部音楽学科卒業
昭和53年03月
日本大学芸術学部芸術研究所修了
昭和58年04月
日本大学芸術学部助手
昭和63年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成08年04月
日本大学芸術学部助教授
平成18年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域・概要
指揮と打楽器を研究領域とする。指揮についてはこれまでオーケストラ、吹奏楽、オペラ、打楽器アンサンブル、フルートオーケストラ、合唱等の指揮活動を行なってきた。打楽器については独奏曲、打楽器合奏曲、オーケストラ等の打楽器パートの演奏法の研究をしている。「今泉久とパーカッション・グループ“打弾打団”」を主宰している。
研究業績
演奏会
第2回打楽器リサイタル
練馬文化センター小ホール 1987
新星日本交響楽団演奏会
五反田ゆうぽうとホール 1994
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団特
別演奏会 新宿文化センター大ホール2002
今泉久とパーカッション・グループ“打弾打団”
演奏会 浜離宮朝日ホール 2004
フランス近代の室内管弦楽の愉しみ
石橋メモリアルホール 2004
社会活動
日本管打・吹奏楽学会会員
吹奏楽コンクール審査員
日本クラシック音楽コンクール審査員
岩宮 眞一郎
昭和27年11月22日生
略歴
昭和50年03月
九州芸術工科大学芸術工学部音響設計学科卒業
昭和53年03月
九州芸術工科大学芸術工学専攻科音響設計学専攻修了
昭和52年05月
九州芸術工科大学芸術工学部助手(音響設計学科)
平成03年01月
九州芸術工科大学芸術工学部助教授(音響設計学科)
平成10年04月
九州芸術工科大学芸術工学部教授(音響設計学科)
平成15年10月
九州大学大学院芸術工学研究院教授(音響部門)
平成30年03月
九州大学退職
平成30年04月
九州大大学名誉教授,日本大学芸術学部特任教授
研究領域・概要
音の主観的印象と音の物理特性の関係の体系化,テレビや映画などの映像作品における音が果たす役割,音と映像の調和感をもたらす要因,メッセージを伝えるサイン音のデザイン手法,製品音の快適化,音環境と人間の関わり,日本の音文化の特徴,音のプロフェッショナルに必要な聴能形成訓練に関する研究に取り組んできた。音が人間の感性にアピールするチカラを解明したいと思っている。
研究業績
音の生態学-音と人間のかかわり-(コロナ社,2000)
音のデザイン―感性に訴える音をつくる―(九州大学出版会,2007)
音楽と映像のマルチモーダル・コミュニケーション 改訂版(九州大学出版会,2011)
サイン音の科学-メッセージを伝える音のデザイン論-(コロナ社,2012)
音のチカラ-感じる,楽しむ,そして活かす-(コロナ社,2018)
社会活動
日本音響学会評議員
日本音楽知覚認知学会監事
日本サウンドスケープ協会理事
上原 興隆
昭和18年08月09日生
略歴
昭和41年03月東京芸術大学音楽学部器楽科卒業。
昭和43年日独交換留学生(DAAD)として西独に留学。ひき続き、ポーランド、イタリアで研鑚を積む。通算在欧5年。日本音楽コンクール入賞。国際ロベルトシューマンコンクール入賞。
昭和49年より昭和58年まで愛知県立芸術大学にて講師、助教授を歴任。
昭和58年より平成21年まで東京学芸大学にて助教授、教授を歴任。その間、他にお茶の水女子大学、フェリス女学院大学、桐朋学園大学等で非常勤講師を歴任。
研究領域
ピアノ楽曲全般にわたる中、特にドイツ音楽の古典ロマン派の楽曲を得意とする。
特にベートーヴェン、シューマン、ブラームス等の演奏曲目多数。
研究業績
・ハンガリー政府主催第4回インターフォーラムにて演奏(プロコフィエフソナタ6番等)
・第125回毎日ゾリステン(ベートーヴェンのソナタ等)
・演奏生活20周年3夜連続リサイタル
ベートーヴェンの夕
シューマンの夕
ブラームスの夕
・続3夜連続リサイタル
シューベルトの夕
シューマンの夕
ベートーヴェンの夕
・後期のベートーヴェンのソナタ群のリサイタル
社会活動
日本ピアノ教育連盟審査員
毎日新聞社主催学生音楽コンクール審査員
ちばコンクール審査員
ソレイユコンクール審査員
笠羽 映子
昭和24年06月25日生
略歴
昭和47年03月
東京芸術大学音楽学部楽理科卒業
昭和51年03月
東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了
昭和56年03月
パリ第4大学音楽学研究科博士課程修了
昭和58年04月
早稲田大学社会科学部専任講師
昭和60年04月
早稲田大学社会科学部助教授
平成02年04月
早稲田大学社会科学部教授
研究領域
西欧近・現代の芸術音楽史及び作品研究
ドビュッシーからブーレーズに至るフランスの作曲家の作品研究及び音楽思想の研究を軸に、幅広く西欧音楽芸術の変遷を考察しつつ、日本における音楽芸術の諸問題や芸術・文化の国際交流などをも探究している。
研究業績
学術論文
《La musique de Debussy au Japon》
(Cahiers Debussy No 10)
《Retour sur Le Martyre de Saint Sébastien》
(Cahiers Debussy No 24)
Claude Debussy, 《Le Martyre de saint Sébastien》
《OEuvres Complètes de Claude Debussy, SérieVI, volume 4, édition de Pierre Boulez et Eiko Kasaba, Éditions Durand, 2009》
訳書
ドビュッシー『ドビュッシー書簡集』
ルシュール『伝記クロード・ドビュッシー』(以上音楽之友社)
ストラヴィンスキー『音楽の詩学』(未来社)
ブーレーズ/ケージ『往復書簡』(みすず書房)
社会活動
日本音楽学会会員
日本フランス語フランス文学会会員
Société Française de Musicologie 会員
北岡 晃子
昭和41年09年08日生
略歴
平成02年05月
テキサスキリスト教大学音楽学部ピアノ科卒業
平成02年09月―平成03年09月
カリフォルニア大学ロスアンゼルス校(UCLA)大学院音楽学部修士課程在籍
平成04年05月
南カリフォルニア大学大学院音楽学部修士課程修了
平成12年04月―平成13年03月
仁愛女子短期大学非常勤講師
平成12年05月
ボストン大学大学院音楽学部音楽芸術博士課程修了
平成15年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成21年04月
宮城大学共通教育センター准教授
平成24年04月
東京福祉大学准教授
研究領域
芸術に関する英語文献を解読して、音楽作品の創作、表現、技術、鑑賞、評論を研究する。
日常から、音楽学、理論、音楽教育、情報音楽、音楽療法など、音楽家としての知識・教養を与えるものから作品分析や演奏解釈まで、幅広い内容と多様な形式の英語文献に触れ、通訳・翻訳も数多く手がける。特にピアノ音楽の研究講演と演奏に力を注ぎ、国内外で活動している。
研究業績
論文「Study of Beethoven’s String Quartet Op.131 No.1.」
「The Piano Works of Akio Yashiro」
ブラゾスバリー交響楽団演奏会「モーツァルトピアノ協奏曲」
社会活動
日本ピアノ教育連盟中央運営委員
日本音楽学会会員
Pi Kappa Lambda会員
国際ピアノデュオ協会会員
佐々木 伸
昭和31年01月06日生
略歴
昭和53年03月
武蔵野音楽大学卒業
昭和55年07月
藤原歌劇団入団
第20回日伊声楽コンコルソ(東京)1位入賞後ミラノに6年間在住
平成03年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成20年
洗足学園音楽大学非常勤講師
研究領域
演奏家育成のための歌唱法指導を研究領域とするため、学生を数々の演奏会へ招致するなど、より実践的な指導を実施する。また門下生にはコンクールにて入賞等の実績を収める。演奏家育成に際し、学生個々の特性を活かした5段階の歌唱法指導が必要と考え、基礎部としての呼吸法の見直しにはじまり、それぞれの芸術性と個性を観客に理解してもらうための演奏法及び舞台マナーまでを教示する。28年間の歌唱法指導の経験を基に、自身執筆論文でも取り上げた、イメージ伝達指導法も交えながら、学生育成に努める。
研究業績
第20回日伊声楽コンコルソ(東京)1位入賞。
イタリアにてベニア・ミーノ・ジーリ国際コンクール2位入賞及びTV・ラジオ等に出演。
オペラ「蝶々夫人」にタイトルロール出演等、オペラ公演に多数出演。論文「声楽家育成における発声テクニックのイメージ伝達」。
門下生のコンクール実績一部抜粋;全日本学生音楽コンクール入選・日本クラシック音楽コンクール入賞/入選・日本声楽コンクール入選/読売新人演奏会出演等。
社会活動
藤原歌劇団団員
日本クラシックコンクール審査員
澤崎 眞彦
昭和19年07月15日生
略歴
昭和46年03月
東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了
昭和46年04月
東京学芸大学教育学部助手
平成05年11月
東京学芸大学教育学部教授
平成22年04月
東京学芸大学名誉教授
研究領域
芸術教育:音楽教育学・日本音楽教育史
日本の音楽教育の史的展開について、学校教育を対象として研究を行っている。特に、明治5年以降今日までを対象とし、音楽教育界をはじめ音楽界の動向、教育思想、教育行政、更には社会的背景等をも含めたものである。その中でも、音楽教育(唱歌教育)成立への過程、制度の確立、音楽教育観、教材の変遷などを主な研究対象としている。また、日本人と洋楽との出会いについて、版画(長崎絵、横浜絵、錦絵等)なども研究の対象に含めている。
研究業績
編著 「唱歌」 大空社
共編著 「唱歌大辞典」 東京堂出版 「なつかしの音楽教科書」 ヤマハミュージックメディア
監修・解説 CD「新訂尋常小学唱歌」東芝EMI
論文 「明治初期における唱歌教育の試み―『音楽取調掛』設置前にみる―」 音楽教育学の展望Ⅱ(上) 日本音楽教育学会「日本の音楽教育・人間とその軌跡-幾尾純と唱歌教育(1~10)-」 音楽教育研究第16巻第1~11号 音楽之友社
「歌唱教材の変遷」「教材学」現状と展望(下)・日本教材学会
「音楽教材の変遷」「教材辞典」 日本教材学会
「教材と教材研究」「教材学概論」 図書文化
社会活動
日本教材学会会員・理事
音楽学習学会会員
高木 綾子(松永 綾子)
昭和52年09月02日生
略歴
2000年03月
東京藝術大学音楽学部卒業
2003年03月
東京藝術大学大学院音楽研究科器楽専攻修了
2005年04月
武蔵野音楽大学非常勤講師
2009年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
2010年04月
東京藝術大学音楽学部常勤講師
2011年04月
東京藝術大学音楽学部准教授
2017年04月
桐朋学園大学音楽学部非常勤講師
研究領域
フルートの奏法の基礎をベースに、楽曲の分析、理解を深めると共に、さらなる音楽性豊かな演奏を目指す為、独創性のある音作りを語学の面から研究。より自然で力みのない演奏スタイルを求め、楽器と一体化した音作りと身体の関係を研究課題としている。
研究業績
日本音楽コンクール1位
ジャン・ピエール・ランパル国際フルートコンクール3位
神戸国際フルートコンクール3位
新日鐡音楽賞フレッシュアーティスト賞
CD12枚製作
演奏
NHK交響楽団を始め国内の主要オーケストラとの共演は元より、パリ室内管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団など海外のオーケストラのソリストとして共演。海外の音楽祭にもゲストとして招かれている。
社会活動
日本木管コンクール審査委員長
日本音楽コンクール審査委員
アジアフルート連盟理事
寺田 悦子(渡邊 悦子)
昭和25年生
略歴
昭和46年05月
ウィーン国立アカデミーピアノ科卒業
昭和48年05月
ジュリアード音楽院大学院ピアノ科修了
昭和49年08月
インディアナ大学ピアノ科アーティストディプロマ在籍(昭和52年まで)
平成12年04月
日本大学芸術学部研究科助教授(非常勤)
平成15年04月
日本大学芸術学部研究科教授(非常勤)
研究領域
バロックから近現代までの幅広いレパートリーにおいて各時代様式を踏まえた演奏スタイルとピアノという楽器の機能を最大限に生かした独自の音色の確立をめざす。特にショパンやシューマン等に代表されるロマン派の楽曲の演奏には定評があり、東京における定期的なリサイタルの他、これまでにN響を始め国内の代表的なオーケストラとの協演、外国でのリサイタルや協演も数多い。近年はデュオピアノの演奏も多く、またCDも数多くリリースしている。
研究業績
第2回アルトゥーロ・ルービンシュタイン国際コンクール金賞受賞・日本ショパン協会賞
第6回リーズ国際ピアノコンクール入賞
リサイタル
東京文化会館大ホール
東京文化会館小ホール「ウィ−ンへの回帰」
サントリーホール大ホール(6回)
紀尾井ホール(平成12年以降毎年2回定期的に開催)
共演
N響、日本フィル、読響、都響、東フィル、東響他 日本の各オーケストラ
「プラハの春」 プラハ放送交響楽団
イスラエルフィル、ドレスデンフィル、他オーケストラ
社会活動
NHK毎日新聞社主催日本音楽コンクール審査員及び楽壇委員
全日本学生コンクール全国大会審査員
東京音楽コンクール審査員
ピティナコンクール全国大会審査員
フィンランド、ドイツ等ヨーロッパにおいてマスタークラスを行う
袴田 和泉
昭和31年12月12日生
略歴
昭和54年03月
東京芸術大学音楽学部器楽科卒業
昭和56年03月
東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了
昭和60年08月
ハンガリー国立リスト音楽アカデミー修了(政府給費留学生)
昭和63年02月
ドイツ国立フライブルグ音楽大学大学院アウフバウⅡソリストコース修了
平成03年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成11年04月
熊本大学助教授(平成19年に准教授に配置換)
平成20年08月
熊本大学教授
平成31年04月
熊本大学大学院教授
研究領域
バロックから近現代に至る幅広いピアノ曲(室内楽を含む)の演奏法及び、教育法。楽譜から読み取った内容を音によって表現し、いかにして楽曲の真髄に近づけるかを求め続けている。スクリャービンの作品には特に心を惹かれ、作曲語法の変遷を辿る演奏会を開催している。また近年はモーツァルトの演奏にも高い評価を得ている。
研究業績
ハンガリー、ドイツ、スイス、フランス各地で多数のソロリサイタル及び、室内楽の演奏会に出演。
袴田和泉ピアノリサイタル “スクリャービンの人生と音楽追ってVol.1~Vol.6”
南西ドイツ放送、スイスロマンド放送の出演
CD「時を超えて響くピアノ」 ベルウッド
社会活動
日本演奏連盟会員
公益財団法人日本ピアノ教育連盟会員
全日本ピアノ指導者協会会員
九州音楽コンクール審査員
熊本県新人演奏会実行委員会委員
原田 圭
昭和51年07月11日生
略歴
平成12年03月
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業
平成15年03月
東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了
平成20年03月
東京芸術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了〈博士(音楽)〉
平成23年04月
東京芸術大学声楽科教育研究助手
平成23年04月
上野学園大学非常勤講師
平成25年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成26年04月
東京芸術大学声楽科非常勤講師
平成29年04月
千葉大学教育学部音楽科非常勤講師
研究領域
オペラにおいてはモーツァルトの作品を主軸にその歌唱法、舞台表現を研究。歌曲においてはドイツ歌曲、日本歌曲を中心に歌と語りの関係を重視し、その表現法を研究。オラトリオ作品においてはバッハ、ヘンデル等のバロックから現代まで、多くの宗教的作品の演奏様式とその歌唱表現について研究。
研究業績
大学在学中に安宅賞受賞。東京文化会館新進音楽家オーディション声楽部門合格、デビューコンサートに出演。ウィーンにおいてリサイタル開催(シューベルト歌曲集「冬の旅」全曲)。第16回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位入賞、中田喜直賞受賞。第77回日本音楽コンクール声楽部門入選。新国立劇場「黒船」、東京二期会「魔笛」、日生劇場「夕鶴」等のオペラや「第九」、「レクイエム」、「受難曲」等のソリストとしても多数出演している。
CD モーツァルト・シンガーズ・ジャパン「ドン・ジョヴァンニ」(オクタヴィア・レコード)
CD オーケストラ・ニッポニカ間宮芳生オペラ「ニホンザル・スキトオリメ」〔第17回佐川吉男音楽賞受賞〕(オクタヴィア・レコード)
社会活動
東京二期会会員
榎本文化財団出演者選考委員
平野 昭
昭和24年09年21日生
略歴
昭和54年03月
武蔵野音楽大学大学院音楽研究科音楽学専攻修了
昭和54年04月
武蔵野音楽大学音楽学科研究員
昭和56年04年
武蔵野音楽大学教育文化研究所助手
平成元年04月
尚美学園短期大学講師・翌年助教授
平成08年04月
沖縄県立藝術大学音楽学部助教授
平成11年04月
沖縄県立藝術大学大学院音楽芸術研究科教授
平成12年04月
静岡文化芸術大学文化政策学部教授
平成21年04月
静岡文化芸術大学大学院文化政策研究科長
平成23年04月
慶應義塾大学文学部美学美術史学教授
研究領域
西洋音楽史学及び美学。音楽学全般と音楽評論。専門研究対象は18世紀及び19世紀の音楽様式変遷、とりわけ古典派とロマン派の器楽作品の様式研究。J.S.バッハから新ウィーン楽派にいたるドイツ・オーストリアの音楽史を作品研究だけではなく、社会学的観点から音楽受容史と文化史の脈略で読み直している。ベートーヴェン研究を生涯課題とし、特に交響曲、弦楽四重奏曲、ピアノソナタ創作に共通する表現語法と理念を探求したい。
研究業績
編著訳書:『音楽キーワード事典』(春秋社)『ベートーヴェン』(新潮社)、『鳴り響く思想:現代のベートーヴェン像』『ベートーヴェン事典』(東京書籍)、『ベートーヴェン大事典』(平凡社)、『人と作品:ベートーヴェン』(音楽之友社)他。
論文:「19世紀のベートーヴェン受容:楽譜出版から見えてくるもの」、「21世紀のベートーヴェン像:新しい評伝の可能性」、「もうひとつのディアベッリ変奏曲」、「ベートーヴェン神話の形成とその音楽」。
社会活動
日本音楽学会会員、国際音楽学会会員、日本18世紀学会会員、三田芸術学会会員。浜松市楽器博物館運営協議会委員、日本製鋼文化財団洋楽委員。芸術文化振興基金専門委員、神奈川県芸術文化プログラム委員、音楽評論活動。
楊 麗貞(蛭子 麗貞)
昭和24年03月07日生
略歴
昭和46年03月
桐朋学園大学音楽学部卒業
昭和49年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成03年04月
桐朋学園大学音楽学部非常勤講師
平成05年04月
日本大学芸術学部研究所教授(非常勤)
平成22年04月
日本大学芸術学部任期制教授
平成31年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
研究領域
古典から近現代まで幅広い音楽の研究に取りくんでいる。その中でロマン派音楽、特にショパンにおいては、大半の曲を演奏会で取り上げ思考を重ねている。演奏するにあたり、それぞれの作曲家の生きて来た背景、音楽感を考えてみる。また、実際の演奏上の奏法、レガート、強弱、ニュアンス、美しい音色、タッチ、充実感のある音、歌心…と、ピアノの可能性を充分に引き出す魅力ある演奏を追求していきたい。
研究業績
第36回日本音楽コンクール第1位
第1回日本ショパン協会賞受賞
リサイタル
東京文化会館、紀尾井ホール、カザルスホール、N響、都響、読響、日本フィル、新日フィル、東フィル等主要オーケストラと共演
公開講座開催
CD「ショパン名曲集」 ビクター
CD「24の前奏曲」 アートユニオン
CD「ワルツ集」 キング
CD「ショパンアルバム」 ライヴノーツ
社会活動
日本音楽コンクールを始め、各コンクール・オーディション審査員
毎年チャリティコンサートを企画、出演
日本演奏連盟会員
(公財)日本ピアノ教育連盟会員
日本ショパン協会理事