Project Description
文芸学専攻 教育研究上の目的
現代文学を研究・創作の両面から考え、隣接ジャンルとの関係で幅広くとらえて文学の未来を探らせる。
文学のみならず広義の文化研究の領域でも新研究を求めていく。
そのためのあらゆる試みを可能にして、文壇・論壇・学界の新しい担い手を養成する。
文芸学専攻は、昭和26年に設置され、半世紀あまりの間に多くの人材を送り出しています。
文芸学専攻は、芸術学や芸術哲学を基礎とし、文学や文芸理論の研究、文芸作品の研究、作家研究を中心としたカリキュラムが組まれているのが特徴です。さらに、ジャーナリズムやコミュニケーションを対象とした研究・教育を行うとともに、創作実践および創作研究も取り入れていることは、他の文学専攻と異なった特徴のひとつです。
- 2015年度博士前期課程各専攻履修科目一覧(PDF:537KB)
- 2016年度博士前期課程各専攻履修科目一覧(PDF:537KB)
- 2年以上在学し、履修規定に則り30単位以上を修得すること。
- 学位論文等を提出し、最終審査および試験に合格すること。
- 規定の学費を完納していること。
教員紹介
![](https://nihon-u-gsa.com/wp-content/uploads/2020/01/Literary_0023_aoki.png)
青木 敬士
生年月日
昭和45年08月15日生
略歴
平成05年03月
日本大学芸術学部文芸学科卒業
平成11年04月
日本大学芸術学部助手
平成17年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成21年04月
日本大学芸術学部准教授
平成29年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
メディア芸術論・SF小説論:印刷された「紙面」と表示される「画面」の二面においてテキスト表現の進化を研究している。また、人工音声合成技術が肉体のしくみに依拠しない声を発するにもかかわらず、人がそこにキャラクターを感じてしまう現象を可視化する創作も行う。人類が自らを含む環境を把握するために、環境から切り離すことができた最初のテクノロジーを「文字」とするならば、ボーカロイド等の人工音声文化の広がりは、一見「声の文化」的な姿をみせつつも「文字の文化」の本質を具象化するものであり、今後の文学にSF的な世界観の広がりを付与することになると考えられる。その行く末を見据えた研究を続けている。
研究業績
「SF小説論講義―SFが現実に追い越されたって本当ですか」江古田文学会、2016年
「世界はゴミ箱の中に」現代図書、2005年
「アミドロイド〜合成音声による「朗読」に架空の肉体を与える装置」芸術学部紀要創作編38
社会活動
江古田文学会常任理事
デジタルアーカイブ学会会員
人工知能学会会員
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浅沼 璞(浅沼 博)
昭和32年04月15日生
略歴
昭和51年03月
法政大学文学部日本文学科卒業
昭和62年06月
大谷学園専任教諭
平成14年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成15年04月
法政大学文学部日本文学科兼任講師
平成17年04月
武蔵野大学文学部兼任講師
平成26年04月
放送大学東京文京学習センター兼任勤講師
平成30年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
近世における俳諧連歌を中心に研究活動を行っている。わけても談林俳諧の雄・井原西鶴の独吟連句と浮世草子との相関関係を長くテーマとしてきた。また近現代俳句に関しても「連句への潜在的意欲」という視点から考察を続けている。
近年は中世連歌へ遡行し、これまでの研究のパースペクティヴの拡張を試みている。
研究業績
『可能性としての連句』 ワイズ出版
『「超」連句入門』 東京文献センター
『西鶴という方法』 鳥影社
『西鶴という鬼才』 新潮社
『俳句・連句REMIX』 東京四季出版(第12回日本詩歌句随筆評論大賞受賞)
社会活動
俳文学会会員
日本近世文学会会員
日本連句協会理事
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上田 薫
昭和39年04月07日生
略歴
昭和63年03月
日本大学芸術学部文芸学科卒業
平成02年03月
日本大学芸術学部芸術研究所修了
平成03年04月
日本大学芸術学部副手
平成07年04月
日本大学芸術学部助手
平成10年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成17年04月
日本大学芸術学部助教授
平成19年04月
日本大学芸術学部准教授
平成21年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
思想・哲学(アラン論、森有正論、一遍上人論)
ライフワークとしてのアラン研究を続けながら、森有正の「経験と体験」や、一遍上人の「遍歴」というテーマで研究している。
研究業績
著書
「布切れの思考―アラン哲学に倣いて―」
「感性の哲学 アラン」
「コギトへの思索―森有正論―」
共著
「一遍上人と遊行の旅」
社会活動
江古田文学会常任理事・会長
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植月 惠一郎
昭和31 年01 月22 日生
略歴
昭和54年03月
神戸大学理学部地球科学科卒業
昭和57年03月
千葉大学人文学部人文学科卒業
昭和60年03月
立教大学大学院文学研究科博士前期課程修了
昭和63年03月
学習院大学大学院博士後期課程満期退学
平成元年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成07年04月
日本大学芸術学部助教授
平成13年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
イギリス文学の自然文化誌を研究対象にしている。特にイギリス・ルネサンスからロマン派までの200 年くらいの間に書かれた韻文を中心に、そこに描かれた自然観の変遷、庭園・楽園表象、動物・植物表象、エコロジカルな観念などを中心に分析している。文学ジャンルで言えば、牧歌、農耕詩、地誌詩なども含む。最近は児童文学も視野に入れて研究を進めている。キース・トマスの『人間と自然界一近代イギリスにおける自然観の変遷』を超えることが目標である。
研究業績
『博物誌の文化学―動物篇』共著、弓プレス、2003年。
『農耕詩の諸変奏』共著、英宝社、2008年。
『文学と歴史の曲がり角』共著、英光社、2014年。
『ロマン主義エコロジーの詩学』共著、鶴見書店、2015年。
『旅と文化―英米文学の視点から』共著、鶴見書店、2018年。
社会活動
イギリス・ロマン派学会理事
欧米言語文化学会顧問
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久保 陽子
昭和48 年07 月07 日生
略歴
平成08年03月
学習院大学文学部英米文学科 卒業
平成10年03月
学習院大学大学院人文科学研究科イギリス文学専攻博士前期課程 修了
平成13年03月
学習院大学大学院人文科学研究科イギリス文学専攻博士後期課程単位取得満期退学
平成13年04月
東京理科大学 非常勤講師
平成14年04月
中央大学 兼任講師
平成17年04月
学習院大学文学部英米文学科 助教
平成20年04月
日本大学芸術学部准教授
平成30年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
イギリスとアイルランドの文学・文化。主に18世紀以降の女性たちの執筆活動や教育活動、芸術的関わりを含む社会活動について研究。ジェイン・オースティンを始めとするイギリスの家庭小説や結婚を描いた作品、フランス革命に影響を受けたジャコバン派の女性作家の作品、カントリー・ハウスでの地主の生活を描いた作品など。フェミニズムやジェンダー思想、及びアイルランド表象の様々な形を芸術作品に読み込むことを試みている。
研究業績
『チビ犬ポンペイ冒険譚』(共訳)、彩流社、2017年。
『ジェイン・オースティン研究の今 同時代のテクストも視野に入れて』(共著)、彩流社、2017年。
『イギリスを知るための50章』(コラム執筆)、明石書店、2016年。
『イギリスの今 文化的アイデンティティ[ 第四版]』(共訳)、世界思想社、2013年。
『二つのケルト その個別性と普遍性』(共著)、世界思想社、2011年。
社会活動
イアシル・ジャパン(国際アイルランド文学協
会日本支部) 運営委員
日本アイルランド協会 会員
日本オースティン協会 会員
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佐藤 洋二郎(佐藤洋二)
昭和24年06月28日生
略歴
昭和49年03月
中央大学経済学部国際経済学科卒業
平成10年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成14年04月
日本大学芸術学部助教授
平成19年04月
日本大学芸術学部教授
平成29年04月
日本大学芸術学部教授(再雇用)
研究領域
人間だけが持つ多様な思考と複雑な感情を文章でとらえるのが文学だと思っている。また、人間の一生は孤独を癒す作業ではないかとも考えている。その人間の生きていく孤独や哀しみをテーマに小説作品を発表しつづけている。学部では「文芸創作論」や「私小説論」を教えているが、大学院では教えることよりも育てることに重点をおき、どういうふうに小説を書くかの技術を伝えたい。
研究業績
「夏至祭」 講談社 野間文芸新人賞受賞
「岬の蛍」 集英社 芸術選奨文部大臣新人賞受賞
「イギリス山」 集英社 木山捷平文学賞受賞
「猫の喪中」 集英社 芥川賞候補
「ミセス順」 文藝春秋社
「未完成の反情」 講談社
「妻籠め」 小学館
社会活動
日本近代文学館常務理事
日中文化交流会常任理事
日本ペンクラブ会員
文芸誌「季刊文科」編集委員
日大文芸賞選考委員
日大付属高等学校コンクール審査委員
舟橋聖一文学賞及び青年文学賞選考委員
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ジュリアン・マニング
昭和39 年05 月16 日生
略歴
1986 年ロンドン・メトロポリタン大学卒業(近代史および政治哲学)
1992 年ロンドン大学東洋アフリカ研究所(SOAS)修士課程修了(日本研究)
1998 年シェフィールド大学東アジア研究所(SEAS)修士課程修了(日本研究)
2011 年シェフィールド大学東アジア研究所(SEAS)博士課程修了( 在日ブラジル人の文化的アイデンティティに関する)
研究領域
日本の主流的なエスニック・アイデンティティのイデオロギーはどのように日本社会・政治文化と、さらに、在日マイノリティ・グループに影響をあたえるか。特に戦後日本社会・文化の歴史的な発展を調査。それから、一般的に、文化・カルチャーと多文化主義の概念は何か?最近、今までの多文化主義の一つの欠点は個人より、団体のアイデンティティが優先されている。個人と団体アイデンティティはどのように関係を研究している。
研究業績
「21 世紀とノーベールト・エライアアス」(共)成文堂
「Nikkeijin in Japan: A Challenge to Nationalist Discourses of Identity」 日本大学精神文化研究所紀要第37集
「スティグマしゃかいがくについて」日本大学精神文化研究所紀要第39集
「ノーベールト・エライアアスという社会学者における、グロバル化、スポーツ、文化と歴史の始点からみる」(共)DTP出版社
「多文化主義と多文化社会」(共)DTP出版社
社会活動
エスニシティとナショナルイズム学会(ASEN)委員
日本移民学会 委員
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須藤 温子(香田 温子)
昭和47年12月09日生
略歴
平成08年03月
千葉大学文学部文学科独語独文学専攻卒業
平成09年10月
文部省留学推進制度にてゲッチンゲン大学ドイツ文献学科(ドイツ)留学
平成12年04月
日本学術振興会特別研究員DC2(千葉大学)
平成14年10月
ドイツ学術交流会奨学金制度にてボーフム大学ドイツ言語文化研究所(ドイツ)留学
平成17年03月
千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程
修了(博士(文学))
平成17年04月
日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)
平成22年04月
立教大学専任講師
平成23年04月
日本大学芸術学部准教授
平成30年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
表象文化論・文学理論、ドイツ文学。主にヨーロッパにおける視覚的イメージの変遷、シンボル、表象と文学テキストとの関連を研究する。専門領域は、ユダヤ人作家エリアス・カネッティとヴェーザ・カネッティの文学と思想の研究。
研究業績
Übersetzung – Umformungsprozesse in/von Texten, Medien, Kulturen. (共著)Königshausen & Neumann(2010)
『エリアス・カネッティ伝記』上・下巻(共訳)SUP上智大学出版(2013)
『ウィーン1945-1966 オーストリア文学の「悪霊」たち』(共著)日本独文学会(2016)
『聞いて話そうドイツ語レッスン』(共著)朝日出版社(2018)
『エリアス・カネッティ 生涯と著作』(単著)月曜社(2019)
社会活動
日本独文学会会員
日本オーストリア文学会会員
桜門ドイツ文学会理事
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ソコロワ 山下 聖美(山下 聖美)
昭和47年08月26日生
略歴
平成07年03月
日本女子大学文学部英文学科卒業
平成12年04月
日本大学芸術学部副手
平成13年03月
日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了。博士(芸術学)取得
平成14年04月
日本大学芸術学部助手
平成19年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成23年04月
日本大学芸術学部准教授
平成27年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
・ 宮沢賢治、夏目漱石を中心とした日本近代文学
・ 林芙美子、樋口一葉、平塚らいてう、尾崎翠、野上弥生子、群ようこなどを中心とした近現女性作家研究
・ 文学における共感覚
特に最近は林芙美子の研究に専念している。
研究業績
『女脳文学特講 芙美子・翠・晶子・らいてう・野枝・弥生子・みすゞ』 三省堂
『新書で入門 宮沢賢治のちから』 新潮新書
『賢治文学「呪い」の構造』 三修社
『一〇〇年の坊っちゃん』 D文学研究会
『検証・宮沢賢治の詩(2)』 鳥影社
『宮沢賢治を読む』 D文学研究会
社会活動
日本近代文学会会員
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堀 邦維
昭和29年07月13日生
略歴
昭和55年03月
早稲田大学第一文学部英文学科卒業
昭和57年03月
早稲田大学文学研究科英文学専攻修士課程修了
昭和61年03月
早稲田大学文学研究科英文学専攻博士課程満期退学
昭和63年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成06年04月
日本大学芸術学部助教授
平成12年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
西洋文学・現代ユダヤ文化
現代の欧米文学全般を広く研究。ここ15年ほどはユダヤ系知識人を中心に近現代文化の変遷を追う。その傍ら、比較文学の視点から戦後日本文学を研究している。
研究業績
『ユダヤ人と大衆文化』(単著)ゆまに書房
『ニューヨーク知識人――ユダヤ的知性とアメリカ文化』(単著)彩流社
『マージナリア――隠れた文学/隠された文学』(共著)鶴見書店
『ノルベルト・エリアスと21 世紀』(共著)成文堂
『現代の英米作家100人』(共編著)鷹書房弓プレス
社会活動
米国言語学会(MLA)会員
比較思想学会会員
日本ユダヤ学会会員
三田文学会会員
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山内 淳
昭和26年10月29日生
略歴
昭和51年03月
早稲田大学第一文学部仏文科卒業
昭和60年12月
ディジョン大学(現ブルゴーニュ大学)文学部
大学院博士課程修了(文学博士号取得)
昭和63年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成06年04月
日本大学芸術学部助教授
平成12年04月
日本大学芸術学部教授
平成29年04月
日本大学芸術学部教授(再雇用)
研究領域
長い間フランスは、自らのアイデンティティをローマに求めてきたが、一方ではケルトの民としての伝統は途切れることなく受け継がれてきた。たとえばトリスタンとイズー、アーサー王、蛇姫メリュジーヌなどをはじめとするケルト系の伝説は、シャトーブリアン、ノディエ、ネルヴァルなどのロマン派をはじめ、20世紀のプルースト、ブルトン、グラックなどを深く魅了した。現代に続くケルトの精神を、フランス人作家の作品の中に見ていきたい。
研究業績
Le Peuple chez Charles Nodier(Université de Dijon(Bourgogne))
啓蒙のユートピア(共訳)法政大学出版局
フランス民話 ブルターニュ幻想集
(共訳)社会思想社
フランス怪奇民話集(共訳)社会思想社
二つのケルト その個別性と普遍性
(編著)世界思想社
ブルターニュ古謡集バルザス=ブレイス(監訳)彩流社
社会活動
日本フランス語フランス文学会
日本フランス語教育学会
日本18世紀学会
比較文明学会
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楊 逸(百木逸楊)
昭和39年06月18日生
略歴
平成07年03月
お茶の水女子大学文教育学部地理学科卒業
平成21年04月
関東学院大学文学部客員教授
平成24年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成27年04月
日本大学芸術学部特任教授
平成28年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
創作・比較文学
言語と生活習慣などによる「異」は、価値感や思想にどう影響を与え、またどう表現されるべきかについて研究し、異文化を一つのディテールとして創作活動をしている。授業では「外向けの目」を重視して指導している。
研究業績
「ワンちゃん」 文藝春秋社 文学界新人賞受賞
「時が滲む朝」 文藝春秋社 芥川賞受賞
「孔子さまへの進言」 文藝春秋社
「楊逸が読む『聊斎志異』」 明治書院
「すき・やき」 新潮社
「流転の魔女」 文藝春秋社
「蚕食鯨呑」 岩波書店
「エーゲ海に強がりな月が」 潮出版社
未来型ウェブ文芸誌「トゥヌーヴ」 主催
社会活動
日本ペンクラブ会員
日本文芸家協会会員
お茶の水地理学会会員
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上坪 裕介
昭和55年06月17日生
略歴
平成16年03月
日本大学芸術学部文芸学科卒業
平成18年03月
日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了
平成22年03月
日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了(博士(芸術学))
平成22年04月
日本大学芸術学部助手
平成25年04月
日本大学芸術学部助教
平成27年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成31年04月
日本大学芸術学部准教授
研究領域・概要
博士論文のテーマである庄野潤三の研究を継続しつつ、第三の新人の作家(特に小沼丹、小島信夫、安岡章太郎、吉行淳之介、遠藤周作、島尾敏雄)を中心に研究。その他に、三浦哲郎など「私小説」に関する考察。
研究業績
「庄野潤三研究−場所論的考察」江古田文学74号
『庄野潤三の本 山の上の家』(共著)夏葉社
『庄野潤三の世界』(共著)徳島県立文学書道館
「三浦哲郎「忍ぶ川」試論」日本大学芸術学部紀要58号
「多種多様な作家たち−庄野潤三から第三の新人を紐解く」三田文學108号
社会活動
日本近代文学会会員
帝塚山派文学学会運営委員
江古田文学会常任理事
![](https://nihon-u-gsa.com/wp-content/uploads/2020/01/Literary_0010_tanimura.png)
谷村 順一
昭和48年06月01日生
略歴
平成10年03月
日本大学芸術学部文芸学科卒業
平成10年04月
日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程入学
平成12年03月
日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了
平成12年04月
日本大学芸術学部副手
平成17年11月
日本大学芸術学部臨時職員
平成19年09月
法政大学文学部日本文学科兼任講師
平成21年04月
日本大学芸術学部助教
平成25年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成30年04月
日本大学芸術学部准教授
研究領域・概要
文芸同人雑誌掲載作品で扱われるテーマや発行動向の分析を通して、現代日本文学の潮流について考察している。
研究業績
「同人雑誌季評」『季刊文科』(平成26年01月から) 鳥影社
「同人雑誌」『文藝年鑑2017』『文藝年鑑2018』『文藝年鑑2019』 日本文藝家協会編 新潮社
社会活動
日本文学協会
あしへいの会
![](https://nihon-u-gsa.com/wp-content/uploads/2020/01/Literary_0009_hiki.png)
此経 啓助
昭和17年07月02日生
略歴
昭和41年03月
日本大学芸術学部文芸学科卒業
昭和45年04月
日本大学芸術学部助手
昭和51年08月
インド国ビハール州立マガダ大学大学院講師
昭和60年05月
宗教考現学研究所所長
平成13年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成15年04月
日本大学芸術学部教授
平成24年07月
日本大学芸術学部非常勤講師
研究領域
メディア研究。とくにメディアの現場である「いま・ここ」の研究方法をさぐる。そのために、今和次郎の「考現学」と葬式や墓参りなどの「生活仏教」で用いられている民間学の方法論を重点におき、前者ではその方法論の研究を、後者では具体的な事例の採集を実践している。目的は「いま・ここ」における事件性や個別性を客観的に記述することである。
研究業績
学術論文
「明治時代の葬列とその社会的象徴性」
日本大学芸術学部紀要第40号
「明治時代の文化政策と宗教政策」
日本大学芸術学部紀要第41号
「神道式墳墓とは何か」(一)〜(十四)
日本大学芸術学部紀要第42号〜55号
出版
『明治人のお葬式』
現代書館発行
『日本人のお墓』(共著)
日本石材産業協会発行
![](https://nihon-u-gsa.com/wp-content/uploads/2020/01/Literary_0008_shimizu.png)
清水 正
昭和24年02月08日生
略歴
昭和46年03月
日本大学芸術学部文芸学科卒業
昭和55年04月
日本大学芸術学部助手
昭和57年03月
日本大学芸術学部専任講師
昭和63年04月
日本大学芸術学部助教授
平成06年04月
日本大学芸術学部教授
平成29年04月
日本大学芸術学部教授(再雇用)
平成31年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
研究領域
ドストエフスキーの全作品、宮沢賢治の童話作品を研究、批評してきた。近年はつげ義春、浦沢直樹、望月峯太郎、業田良家、白土三平、日野日出志などの漫画作品に関する批評、また北野武、今村昌平、宮崎駿などの映画作品に関する批評、暗黒舞踏家土方巽についての批評、グリム童話や阿部定に関する批評も展開してきた。最近興味をもっている日本の作家に遠藤周作・志賀直哉・萩原朔太郎・椎名麟三、林芙美子などがいる。これらの作家をドストエフスキーとの比較において論じている。
研究業績
「清水正・ドストエフスキー論全集」D文学研究会
「つげ義春を読む」 現代書館
「宮沢賢治とドストエフスキー」 創樹社
「今村昌平を読む」 鳥影社
「ウラ読みドストエフスキー」 清流出版
社会活動
D文学研究会主宰
日本文芸家協会会員
![](https://nihon-u-gsa.com/wp-content/uploads/2020/01/Literary_0007_tateishi.png)
立石 弘道
昭和16年07月04日生
略歴
昭和40年03月
東北大学文学部英文学科卒業
昭和45年03月
慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了
昭和46年04月
日本医科大学専任講師
昭和50年〜52年
ケンブリッジ大学大学院(クレア・ホール)
同大学東洋学科日本語スーパーバイザー(講師)
昭和55年04月
日本医科大学助教授
昭和63年04月
日本大学芸術学部教授
平成23年7月
日本大学芸術学部非常勤講師
研究領域
D.H.ロレンスを中心にした現代イギリス文学、比較文化・文学を文学理論をもとにして研究。トポス(空間)という概念をキーワードにして英・米・日本の文化・文学を広い視点で研究。
研究業績
『教師の歴史』(翻訳)国書刊行会 2018
『現代イギリス文学と場所の移動』(共編著) 2010
『D.H.ロレンスとアメリカ/帝国』(共編著) 慶応義塾大学出版会 2008
『階級社会の変貌』(共編著) 金星堂 2006
“D.H.Lawrence: Literature Culture, History”(英文編著)国書刊行会 2005
『D.H.ロレンスと新理論』(編著)国書刊行会 1999
『現代イギリス文学と同性愛』(共著) 金星堂 1996
『D.H.ロレンスと現代』 国書刊行会 1995
『D.H.ロレンス「狐」とテクスト』国書刊行会 1994
社会活動
日本英文学会会員
日本ロレンス協会元会長・現顧問
国際D.H.ロレンス学会会長(第9回)
北米ロレンス協会会員
20世紀英文学研究会会員(元会長)
ケンブリッジ大学クレア・ホール日本同窓会会長
![](https://nihon-u-gsa.com/wp-content/uploads/2020/01/Literary_0006_karasu.png)
唐須 教光
昭和17年04月30日生
略歴
昭和40年03月31日
慶應義塾大学文学部哲学科卒業
昭和44年03月31日
東京大学教養学部教養学科卒業
昭和47年06月01日
ブラウン大学大学院修士課程修了
昭和49年04月01日
イェール大学大学院博士課程修了
昭和49年04月01日
聖心女子大学文学部客員講師
昭和51年04月01日
玉川大学文学部専任講師
昭和52年03月01日
広島大学総合科学部専任講師
昭和55年04月01日
慶應義塾大学文学部助教授
昭和60年04月01日
慶應義塾大学文学部教授
平成20年04月01日
日本大学芸術学部教授
平成24年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
研究領域
意味論、社会言語学、言語人類学、記号論、具体的には、認知意味論的視点からみた、語の多義性、バイリンガリズム、言語の起源を中心とした言語人類学、文化や芸術の記号論に関心を持っています。
研究業績
『文化記号論への招待』(共)講談社学術文庫 1983
『文化への言語学』頸草書房 1988
『バイリンガルの子供達』丸善 1992
『言語学Ⅱ』(編著)研究社 2001
『何故こどもの英語なのか』NHKブックス 2003
『英語と文化』慶応出版 2006
『開放系言語学への招待』(編著)慶應出版 2009
社会活動
地球ことば村顧問
日本英語学会会員
日本記号論学会会員
日本言語学会会員
三田哲学会会員
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中村 文昭
昭和19年12月18日生
略歴
昭和42年03月
日本大学芸術学部映画学科卒業
昭和62年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成04年04月
日本大学芸術学部助教授
平成10年04月
日本大学芸術学部教授
平成27年01月
日本大学芸術学部非常勤講師
研究領域
近代詩と言葉(カラダ)の関係を探る。これは、必然的に日本語(国語)が歴史的に蓄積してきた表現能力と価値を根本から検討することである。1世紀頃、文字をもたなかった日本語に中国大陸から漢字とその文化が入ってきた。悪戦苦闘の果てに、日本語(国語)は12世紀頃、「漢字まじり仮名文」という日本語(国語)の不動の文体をつくりあげた。この文体が、明治以後から大正・昭和という流れの中で、いかに文学的な成熟をとげたかを問う。
研究業績
「現代詩研究」第1巻明治篇・第2巻大正篇・第3巻昭和篇・第4巻現代篇 ノーサイド企画室
「舞踏の水際」 思潮社
「童話の宮沢賢治」 洋々社
「中原中也の経験」 冬樹社
「「土方巽」研究序説」 ノーサイド企画室
社会活動
江古田詩人会(えこし会)主宰
「歴程」同人
日本ペンクラブ会員
日本文芸家協会会員
江古田文学会理事
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野村 康治
昭和41年03月28日生
略歴
昭和63年03月
日本大学文理学部心理学科卒業
平成02年03月
日本大学大学院文学研究科博士前期課程修了
平成08年03月
日本大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学
平成09年04月
日本大学文理学部助手
平成13年04月
日本大学文理学部非常勤講師
平成22年09月
沖縄県立芸術大学非常勤講師
平成27年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成29年04月
松蔭大学講師
研究領域
認知心理学ならびに感覚・知覚心理学的なアプローチにより主に映像表現に関する研究を専門とする。アマチュアの写真撮影に関する実態と意識調査、アニメーションに関する印象評定調査などを行ってきた。現在は映像に限らず、広く芸術表現に関する心理学的諸問題に関心を持っている。
研究業績
著書
「アニメーションの事典」(共著)朝倉書店
(「アニメーションの発達心理学(2)子供向けアニメーション」,「友情と恋愛のアニメーション」,「アニメーションにおける「動き」表現の検討」執筆担当)
論文
「ビデオ撮影時における時間評価」心理学研究 第68巻第3号
「写真撮影時の記憶について-静物を被写体として-」(共著)日本大学心理学研究 第23号
「アニメーションにおける「歩き」表現の検討」(共著)アニメーション研究 第6巻第1号
社会活動
日本アニメーション学会理事
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藤田 一美
昭和19年07月20日生
略歴
昭和43年03月
東京大学法学部政治学科卒業
昭和47年03月
東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退
昭和47年04月
東京大学文学部助手(美学)
昭和49年04月
南山大学文学部講師(哲学)
昭和53年04月
南山大学文学部助教授(哲学)
昭和55年10月
東京大学文学部助教授(美学)
平成03年12月〜平成19年03月
東京大学文学部教授(美学)
研究領域
西洋古典古代から現代に及ぶ哲学・美学、中国古代から宋代にかけての経学・詩論、日本の歌論・能楽論・俳論、明治初期啓蒙思想(特に西周)。方法的には、東西の思想を、世界学と人間学の双方を包括する動的な全体としての〈存在〉の解釈という観点から、認識論、存在論、価値論、芸術論(とくに文芸論)を相関させてゆく。
研究業績
*藝術の存在論、多賀出版、1995年
*存在論としての価値論1-3、科学研究費報告、 美学藝術学研究13,14号,’95-’96年
*啓蒙思想における〈為国家之用〉の論理、美学藝術学研究22,23号,’05-’06年
*詩論の系譜、美学藝術学研究24号,’07年
*詩作術の正当性と詩学の位置、GPS(ギリシア哲学セミナー)2010
*ニーチェの「他様にも解釈されうる」について、藝文攷17
*ディオニュソス的なるものの変貌ー藝術衝動から哲学概念へ(一)(二)、藝文攷18,19
*存在と意味をめぐってー美的現象としての世界の是認、哲学132号、2014年
*「署名の間」銘文小攷、藝文攷20,22–24
社会活動
東大哲学会、美学会、GPS、学術振興会専門委員、福祉活動従事
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松本 洸
昭和22年01月16日生
略歴
昭和44年03月
日本大学文理学部心理学科卒業
昭和46年03月
日本大学大学院文学研究科修士課程修了
昭和49年03月
日本大学大学院文学研究科博士課程満期退学
昭和49年04月
社団法人社会開発統計研究所主任研究員
昭和52年08月
日本大学芸術学部専任講師
平成02年04月
日本大学芸術学部教授
平成29年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
研究領域
クオリティ・オブ・ライフ(QOL)における指標化が主要なテーマである。心理学研究法、環境心理学が専門分野であるため、芸術作品の印象測定、癒しの心理尺度化などに取りくんでいる。これまでの研究領域として環境心理学サイドからの住民意識と自治体行政との関連分析を長く研究していたため、社会調査法、コミュニケーション論などへのアプローチも行なっている。
研究業績
「社会開発政策」(共著) 青林書院新社
「老年心理学」(共著) 朝倉書店
「クオリティ・オブ・ライフ」(編著)福村出版
「人間関係と生徒指導」(共著) 学術図書出版
「発達と学習」(共著) 八千代出版
「応用心理学事典」(『映像コミュニケーション』、『ロハス』項目執筆)丸善
社会活動
日本心理学会会員
日本応用心理学会会員
日本老年社会科学会会員(論文査読委員)
日本芸術療法学会会員
臨床心理士
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三宅 理一
昭和23年12月23日生
略歴
昭和47年05月
東京大学工学部建築学科卒業
昭和49年03月
東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
昭和54年12月
パリ・エコール・デ・ボザール卒業
昭和56年03月
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了
(工学博士)
平成02年04月
芝浦工業大学工学部教授
平成11年09月
慶應義塾大学大学院政策メディア研究科教授
平成20年10月
パリ国立工芸院教授
平成24年04月
藤女子大学副学長
平成29年04月
東京理科大学客員教授
研究領域
建築史・地域計画・デザイン理論
建築デザインの美学を中心とした芸術理論が専門である。主に西洋の環境デザインが中心であるが、西洋から日本、そして中東と世界的な規模で、社会・環境・都市の中における芸術表現を研究している。
研究業績
「世紀末建築」(全6巻) 講談社
「エピキュリアンたちの首都」 学藝書林
「都市と建築コンペティション」(全7巻) 講談社
「次世代街区への提案」 鹿島出版会
「秋葉原は今」芸術新聞社
「パリのグランド・デザイン」中央公論新社
「限界デザイン」TOTO出版
社会活動
日仏工業技術会理事
瀋陽市栄誉市民
日本エチオピア協会理事
日本建築学会建築博物館幹事
日本建築文化保存協会理事
都市化研究公室理事
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山本 雅男
昭和25年07月25日生
略歴
昭和49年03月
中央大学文学部哲学科卒業
昭和51年03月
日本大学大学院文学研究科修士課程修了
昭和55年03月
日本大学大学院文学研究科博士課程満期退学
昭和55年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成06年04月
静岡県立大学国際関係学部助教授(大学院兼任)
平成09年10月
日本大学芸術学部助教授
平成14年04月
日本大学芸術学部教授
平成31年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
研究領域
現代のイギリス社会や文化の核心部分は18世紀に形づくられたと考えられる。とりわけ社会生活や文化活動の末端にまで浸透している階級性の端緒を、当時のジェントルマン層の動向に焦点を当てつつイギリス文化の全体像を見通そうとしている。
文化の現象と基層を貫く基本的構造の分析が当面の課題である。近代文化の批判的考察を通し、文化基礎論の構築を目指す新たな視点を模索中である。
研究業績
『ヨーロッパ「近代」の終焉』 講談社
『ダービー卿のイギリス』 PHP研究所
『競馬の文化誌』 松柏社
『近代文化の終焉』 彩流社
『イギリス文化と近代競馬』 彩流社
『倫敦路地裏犯科帖』(翻訳) 東洋書林
『英国競馬事典』(編訳) 競馬国際交流協会
社会活動
日本シェイクスピア協会会員
日本スポーツ社会学会会員
日本ウマ科学会会員
(社)日英協会会員
日本文藝家協会会員
日本中央競馬会委員会委員
(公財)競馬国際交流協会評議員