文芸学専攻 教育研究上の目的
現代文学を研究・創作の両面から考え、隣接ジャンルとの関係で幅広くとらえて文学の未来を探らせる。
文学のみならず広義の文化研究の領域でも新研究を求めていく。
そのためのあらゆる試みを可能にして、文壇・論壇・学界の新しい担い手を養成する。
文芸学専攻は、昭和26年に設置され、半世紀あまりの間に多くの人材を送り出しています。
文芸学専攻は、芸術学や芸術哲学を基礎とし、文学や文芸理論の研究、文芸作品の研究、作家研究を中心としたカリキュラムが組まれているのが特徴です。さらに、ジャーナリズムやコミュニケーションを対象とした研究・教育を行うとともに、創作実践および創作研究も取り入れていることは、他の文学専攻と異なった特徴のひとつです。
- 2019年度博士前期課程各専攻履修科目一覧(PDF:963KB)
- 2020年度博士前期課程各専攻履修科目一覧(PDF:982KB)
- 2021年度博士前期課程各専攻履修科目一覧(PDF:980KB)
- 2022年度博士前期課程各専攻履修科目一覧(PDF:635KB)
- 2023年度博士前期課程各専攻履修科目一覧(PDF:1MB)
- 2024年度博士前期課程各専攻履修科目一覧(PDF:1MB)
- 2年以上在学し、履修規定に則り30単位以上を修得すること。
- 学位論文等を提出し、最終審査および試験に合格すること。
- 規定の学費を完納していること。
学位(修士)論文等審査基準(PDF:106KB)
教員紹介
青木 敬士
昭和45年08月15日生
略歴
平成05年03月
日本大学芸術学部文芸学科卒業
平成11年04月
日本大学芸術学部助手
平成17年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成21年04月
日本大学芸術学部准教授
平成29年04月
日本大学芸術学部教授
メディア芸術論・SF小説論:印刷された「紙面」と表示される「画面」の二面においてテキスト表現の進化を研究している。また、人工音声合成技術が肉体のしくみに依拠しない声を発するにもかかわらず、人がそこにキャラクターを感じてしまう現象を可視化する創作も行う。人類が自らを含む環境を把握するために、環境から切り離すことができた最初のテクノロジーを「文字」とするならば、ボーカロイド等の人工音声文化の広がりは、一見「声の文化」的な姿をみせつつも「文字の文化」の本質を具象化するものであり、今後の文学にSF的な世界観の広がりを付与することになると考えられる。その行く末を見据えた研究を続けている。
研究業績
「SF小説論講義―SFが現実に追い越されたって本当ですか」江古田文学会、2016年
「世界はゴミ箱の中に」現代図書、2005年
「アミドロイド~合成音声による「朗読」に架空の肉体を与える装置」芸術学部紀要創作編 38
社会活動
江古田文学会常任理事
デジタルアーカイブ学会会員
人工知能学会会員
上田 薫
昭和39年04月07日生
略歴
昭和63年03月
日本大学芸術学部文芸学科卒業
平成02年03月
日本大学芸術学部芸術研究所修了
平成03年04月
日本大学芸術学部副手
平成07年04月
日本大学芸術学部助手
平成10年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成17年04月
日本大学芸術学部助教授
平成19年04月
日本大学芸術学部准教授
平成21年04月
日本大学芸術学部教授
思想・哲学(アラン論、森有正論、一遍上人論)
ライフワークとしてのアラン研究を続けながら、森有正の「経験と体験」や、一遍上人の「遍歴」というテーマで研究している他、古典芸能の説教節に関する研究及び創作もおこなう。
研究業績
著書
「布切れの思考―アラン哲学に倣いて―」
「感性の哲学 アラン」
「コギトへの思索―森有正論―」
「小栗半官と照手姫 翻案朗読本」
「新版説経 蜂子皇子物語(現代語版)」
共著
「一遍上人と遊行の旅」
社会活動
江古田文学会編集長
久保 陽子
昭和48年07月07日生
略歴
平成08年03月
学習院大学文学部英米文学科 卒業
平成10年03月
学習院大学大学院人文科学研究科イギリス文
学専攻博士前期課程 修了
平成13年03月
学習院大学大学院人文科学研究科イギリス文
学専攻博士後期課程単位取得満期退学
平成13年04月
東京理科大学 非常勤講師
平成14年04月
中央大学 兼任講師
平成17年04月
学習院大学文学部英米文学科 助教
平成20年04月
日本大学芸術学部准教授
平成30年04月
日本大学芸術学部教授
イギリスとアイルランドの文学・文化。主に18世紀以降の女性たちの執筆活動や教育活動、芸術的関わりを含む社会活動について研究。ジェイン・オースティンを始めとするイギリスの家庭小説や結婚を描いた作品、フランス革命に影響を受けたジャコバン派の女性作家の作品、カントリー・ハウスでの地主の生活を描いた作品など。フェミニズムやジェンダー思想、及びアイルランド表象の様々な形を芸術作品に読み込むことを試みている。
研究業績
『西洋文学にみる異類婚姻譚』(共著)、小鳥遊書房、2020年。
『ジェイン・オースティン研究の今 同時代のテクストも視野に入れて』(共著)、彩流社、2017年。
『イギリスを知るための50章』(コラム執筆)、明石書店、2016年。
『イギリスの今 文化的アイデンティティ[第四版]』(共訳)、世界思想社、2013年。
『二つのケルト その個別性と普遍性』(共著)、世界思想社、2011年。
社会活動
イアシル・ジャパン(国際アイルランド文学協会日本支部)会員
日本アイルランド協会 会員
日本オースティン協会 会員
ジュリアン・マニング
生年月日
昭和39年05月16日生
略歴
1986年ロンドン・メトロポリタン大学卒業(近代史および政治哲学)
1992年ロンドン大学東洋アフリカ研究所
(SOAS)修士課程修了(日本研究)
1998年シェフィールド大学東アジア研究所
(SEAS)修士課程修了(日本研究)
2011年シェフィールド大学東アジア研究所
(SEAS)博士課程修了(在日ブラジル人の文化的アイデンティティに関する)
研究領域
日本の主流的なエスニック・アイデンティティのイデオロギーはどのように日本社会・政治文化と、さらに、在日マイノリティ・グループに影響をあたえるか。特に戦後日本社会・文化の歴史的な発展を調査。それから、一般的に、文化・カルチャーと多文化主義の概念は何か?最近、今までの多文化主義の一つの欠点は個人より、団体のアイデンティティが優先されている。個人と団体アイデンティティはどのように関係を研究している。
研究業績
「21世紀とノーベールト・エライアアス」(共)成文堂
「Nikkeijin in Japan: A Challenge to Nationalist Discourses of Identity」 日本大学精神文化研究所紀要第37集
「スティグマしゃかいがくについて」日本大学精神文化研究所紀要第39集
「ノーベールト・エライアアスという社会学者における、グロバル化、スポーツ、文化と歴史の始点からみる」(共)DTP出版社
「多文化主義と多文化社会」(共)DTP出版社
社会活動
エスニシティとナショナルイズム学会(ASEN)委員
日本移民学会 委員
ソコロワ 山下 聖美(山下 聖美)
生年月日
昭和47年08月26日生
略歴
平成07年03月
日本女子大学文学部卒業
平成10年03月
日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。
平成12年04月
日本大学芸術学部副手
平成13年03月
日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了。博士(芸術学)取得
平成14年04月
日本大学芸術学部助手
平成19年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成23年04月
日本大学芸術学部准教授
平成27年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
・宮沢賢治を中心とした日本近代文学
・林芙美子などを中心とした近現女性作家研究
研究業績
『林茉美子とインドネシア 作品と研究』 鳥影社
『女脳文学特講 芙美子・翠・晶子・らいてう・野枝・弥生子・みすゞ』 三省堂
『新書で入門 宮沢賢治のちから』 新潮新書
『賢治文学「呪い」の構造』 三修社
『一〇〇年の坊っちゃん』 D文学研究会
『検証・宮沢賢治の詩(2)』 鳥影社
『宮沢賢治を読む』 D文学研究会
社会活動
日本近代文学会会員
楊 逸(百木逸楊)
生年月日
昭和39年06月18日生
略歴
平成07年03月
お茶の水女子大学文教育学部地理学科卒業
平成21年04月
関東学院大学文学部客員教授
平成24年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成27年04月
日本大学芸術学部特任教授
平成28年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
創作・比較文学
言語と生活習慣などによる「異」は、価値感や思想にどう影響を与え、またどう表現されるべきかについて研究し、異文化を一つのディテールとして創作活動をしている。授業では「外向けの目」を重視して指導している。
研究業績
「ワンちゃん」 文藝春秋社 文学界新人賞受賞
「時が滲む朝」 文藝春秋社 芥川賞受賞
「孔子さまへの進言」 文藝春秋社
「楊逸が読む『聊斎志異』」 明治書院
「すき・やき」 新潮社
「流転の魔女」 文藝春秋社
「蚕食鯨呑」 岩波書店
「エーゲ海に強がりな月が」 潮出版社
未来型ウェブ文芸誌「トゥヌーヴ」 主催
社会活動
日本ペンクラブ会員
日本文芸家協会会員
お茶の水地理学会会員
谷村 順一
生年月日
昭和48年06月01日生
略歴
平成10年03月
日本大学芸術学部文芸学科卒業
平成10年04月
日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程入学
平成12年03月
日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了
平成12年04月
日本大学芸術学部副手
平成17年11月
日本大学芸術学部臨時職員
平成19年09月
法政大学文学部日本文学科兼任講師
平成21年04月
日本大学芸術学部助教
平成25年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成30年04月
日本大学芸術学部准教授
令和06年04月
日本大学芸術学部教授
研究領域
文芸同人雑誌掲載作品で扱われるテーマや発行動向の分析を通して、現代日本文学の潮流について考察している。
研究業績
『『季刊文科』同人雑誌季評 2014冬~2022夏』 鳥影社
「同人雑誌季評」『季刊文科』(平成26年01月から) 鳥影社
「同人雑誌」『文藝年鑑2017』『文藝年鑑2018』『文藝年鑑2019』 日本文藝家協会編 新潮社
社会活動
日本文学協会
上坪 裕介
生年月日
昭和55年06月17日生
略歴
平成16年03月
日本大学芸術学部文芸学科卒業
平成18年03月
日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了
平成22年03月
日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了(博士(芸術学))
平成22年04月
日本大学芸術学部助手
平成25年04月
日本大学芸術学部助教
平成27年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成31年04月
日本大学芸術学部准教授
研究領域
博士論文のテーマである庄野潤三の研究を継続しつつ、第三の新人の作家(特に小沼丹、小島信夫、安岡章太郎、吉行淳之介、遠藤周作、島尾敏雄)を中心に研究。その他に、三浦哲郎など「私小説」に関する考察。
研究業績
「庄野潤三研究−場所論的考察」江古田文学74号
『庄野潤三の本 山の上の家』(共著)夏葉社
『庄野潤三の世界』(共著)徳島県立文学書道館
「三浦哲郎「忍ぶ川」試論」日本大学芸術学部紀要58号
「多種多様な作家たち−庄野潤三から第三の新人を紐解く」三田文學108号
『山の上の物語 庄野潤三の文学』松柏社
社会活動
日本近代文学会会員
帝塚山派文学学会運営委員
江古田文学会常任理事
阿久澤 騰
生年月日
昭和48年07月21日生
略歴
平成10年03月
日本大学芸術学部文芸学科卒業
平成13年03月
日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了
平成16年03月
日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程満期退学
平成17年02月
英国バーミンガム大学大学院アメリカ研究科修士課程修了(ロータリー財団 国際親善奨学生)
平成16年04月
日本大学芸術学部文芸学科助手
平成21年06月
株式会社アイブリット広報・宣伝マネージャー
平成21年10月
特定非営利活動法人ヘルスケア・デザイン・ネットワーク 企画広報室
平成22年11月
有限会社ビジョンブリッジ 広報マネージャー
平成23年12月
株式会社ファランクス 経営企画室
平成28年05月
株式会社I&S BBDO PRマネージャー
令和元年7月
フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社 マーケティング・マネージャー
研究領域
メディアにおける文化政治学、カルチュラル・スタディーズ
マーケティング・広報・広告などビジネスにおけるメディア活用
研究業績
O n the Representation of the Japanese in the World’s Columbian Exposition(University of Birmingham)
『メディア・リテラシー』共著、静岡学術出版、2008年
『芸術・メディアの視座』共著、タイケン、2005年
社会活動
外国人向け日本語学習教材の企画・制作
ニブリーエンタープライズ株式会社 アドバイザリーボード
浅沼 璞(浅沼 博)
生年月日
昭和32年04月15日生
略歴
昭和51年03月
法政大学文学部日本文学科卒業
昭和62年06月
大谷学園専任教諭
平成14年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成15年04月
法政大学文学部日本文学科兼任講師
平成17年04月
武蔵野大学文学部兼任講師
平成26年04月
放送大学東京文京学習センター兼任勤講師
平成30年04月
日本大学芸術学部教授
令和05年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
研究領域
近世における俳諧連歌を中心に研究活動を行っている。わけても談林俳諧の雄・井原西鶴の独吟連句と浮世草子との相関関係を長くテーマとしてきた。また近現代俳句に関しても「連句への潜在的意欲」という視点から考察を続けている。
近年は中世連歌へ遡行し、これまでの研究のパースペクティヴの拡張を試みている。
研究業績
『可能性としての連句』 ワイズ出版
『中層連句宣言』 北宋社
『「超」連句入門』 東京文献センター
『西鶴という方法』 鳥影社
『西鶴という鬼才』 新潮社
『西鶴という俳人』 玉川企画
『俳句・連句REMIX』 東京四季出版(第12回 日本詩歌句随筆評論大賞受賞)
『塗中録』 左右社
社会活動
俳文学会会員
日本近世文学会会員
日本連句協会会員
法政大学国文学会会員
江古田文学会理事
伊藤 博明
生年月日
昭和30年04月14日生
略歴
昭和52年03月
北海道大学文学部哲学科 卒業
昭和54年03月
北海道大学大学院文学研究科修士課程哲学専攻 修了
昭和59年~昭和61年
フィレンツェ大学留学(イタリア政府給費留学生)
昭和61年03月
北海道大学文学院文学研究科博士後期課程 単位取得退学
昭和61年04月
北海道大学文学部哲学科助手
昭和63年04月
埼玉大学教養学部講師
以降、同大学教養学部助教授、教授、教養学部長、副学長
平成30年04月
専修大学文学部教授
令和3年04月
専修大学大学院文学研究科長
研究領域
思想史・芸術論。とりわけ、ルネサンスからバロックにおける、イメージとテキストの関係をめぐる諸問題。
研究業績
『象徴と寓意』(「アートギャラリー10」集英社)
『ルネサンスの神秘思想』(講談社学術文庫)
『ヨーロッパ美術における寓意と表象』(ありな書房)
『綺想の表象学』(ありな書房)
『ルネサンス』(「哲学の歴史4」、編著、中央公論新社)
『哲学史入門−古代ギリシアからルネサンスまで』(共著、NHK出版新書)
社会活動
日本学術会議連携会員
植月 惠一郎
生年月日
昭和31年01月22日生
略歴
昭和54年03月
神戸大学理学部地球科学科卒業
昭和57年03月
千葉大学人文学部人文学科卒業
昭和60年03月
立教大学大学院博士前期課程修了
昭和63年03月
学習院大学大学院博士後期課程満期退学
平成元年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成07年04月
日本大学芸術学部助教授
平成13年04月
日本大学芸術学部教授
令和03年04月
日本大学芸術学部特任教授
研究領域
イギリス文学の自然文化誌を研究対象にしている。特にイギリス・ルネサンスからロマン派までの200年くらいの間に書かれた韻文を中心に、そこに描かれた自然観の変遷、庭園・楽園表象、動物・植物表象、エコロジカルな観念などを中心に分析している。文学ジャンルで言えば、牧歌、農耕詩、風景詩なども含む。最近は児童文学も視野に入れて研究を進めている。キース・トマスの『人間と自然界一近代イギリスにおける自然観の変遷』を超えることが目標である。
研究業績
『博物誌の文化学―動物篇』共著、弓プレス、2003年。
『農耕詩の諸変奏』共著、英宝社、2008年。
『ロマン主義エコロジーの詩学』共著、鶴見書店、2015年。
『旅と文化―英米文学の視点から』共著、鶴見書店、2018年。
The Expanding World of the Gothic From England to America. joint work, Asahi Press, 2020.
社会活動
イギリス・ロマン派学会理事
欧米言語文化学会顧問
野村 康治
生年月日
昭和41年03月28日生
略歴
昭和63年03月
日本大学文理学部心理学科卒業
平成02年03月
日本大学大学院文学研究科博士前期課程修了
平成08年03月
日本大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学
平成09年04月~平成13年03月
日本大学文理学部助手
平成13年04月~平成29年03月
日本大学文理学部非常勤講師
平成22年09月
沖縄県立芸術大学非常勤講師
平成27年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成29年04月~令和03年03月
松蔭大学講師
研究領域
認知心理学ならびに感覚・知覚心理学的なアプローチにより主に映像表現に関する研究を専門とする。アマチュアの写真撮影に関する実態と意識調査、アニメーションに関する印象評定調査などを行ってきた。現在は映像に限らず、広く芸術表現に関する心理学的諸問題に関心を持っている。
研究業績
著書
「アニメーションの心理学」(共著)誠信書房
(「アニメーションの心理学的研究」執筆担当)
「アニメーションの事典」(共著)朝倉書店
(「アニメーションの発達心理学(2)子供向けアニメーション」,「友情と恋愛のアニメーション」,「アニメーションにおける「動き」表現の検討」執筆担当)
論文
「ビデオ撮影時における時間評価」心理学研究 第68巻第3号
「写真撮影時の記憶について-静物を被写体として-」(共著)日本大学心理学研究 第23号
「アニメーションにおける「歩き」表現の検討」(共著)アニメーション研究 第6巻第1号
社会活動
日本アニメーション学会理事
堀 邦維
生年月日
昭和29年07月13日生
略歴
昭和55年03月
早稲田大学第一文学部英文学科卒業
昭和57年03月
早稲田大学文学研究科英文学専攻修士課程修了
昭和61年03月
早稲田大学文学研究科英文学専攻博士課程満期退学
昭和63年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成06年04月
日本大学芸術学部助教授
平成12年04月
日本大学芸術学部教授
令和02年04月
日本大学芸術学部教授(再雇用)
令和03年04月
日本大学芸術学部特任教授
研究領域
現代ユダヤ文化・比較文学
現代の欧米文化全般を広く研究。ここ20年ほどはユダヤ系知識人を中心に近現代文化の変遷を追う。その傍ら、比較文学の視点から戦後日本文学を研究している。
研究業績
『海を渡った日本文学』(単著)書肆侃侃房
『ユダヤ文化事典』(共編著)丸善出版
『ユダヤ人と大衆文化』(単著)ゆまに書房
『ニューヨーク知識人――ユダヤ的知性とアメリカ文化』(単著)彩流社
『マージナリア――隠れた文学/隠された文学』(共著)鶴見書店
『ノルベルト・エリアスと21世紀』(共著)成文堂
『現代の英米作家100人』(共編著)鷹書房弓プレス
社会活動
比較思想学会会員
日本ユダヤ学会会員
山内 淳
生年月日
昭和26年10月29日生
略歴
昭和51年03月
早稲田大学第一文学部仏文科卒業
昭和60年12月
ディジョン大学(現ブルゴーニュ大学)文学部大学院博士課程修了(文学博士号取得)
昭和63年04月
日本大学芸術学部専任講師
平成06年04月
日本大学芸術学部助教授
平成12年04月
日本大学芸術学部教授
平成29年04月
日本大学芸術学部教授(再雇用)
令和03年04月
日本大学芸術学部特任教授
令和04年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
研究領域
長い間フランスは、自らのアイデンティティをローマに求めてきたが、一方ではケルトの民としての伝統は途切れることなく受け継がれてきた。たとえばトリスタンとイズー、アーサー王、蛇姫メリュジーヌなどをはじめとするケルト系の伝説は、シャトーブリアン、ノディエ、ネルヴァルなどのロマン派をはじめ、20世紀のプルースト、ブルトン、グラックなどを深く魅了した。現代に続くケルトの精神を、フランス人作家の作品の中に見ていきたい。
研究業績
Le Peuple chez Charles Nodier(Université de Dijon(Bourgogne))
啓蒙のユートピア(共訳)法政大学出版局
フランス民話 ブルターニュ幻想集(共訳)社会思想社
フランス怪奇民話集(共訳)社会思想社
二つのケルト その個別性と普遍性(編著)世界思想社
ブルターニュ古謡集バルザス=ブレイス(監訳) 彩流社
西洋文学にみる異類婚姻譚(監修)小鳥遊書房
社会活動
比較文明学会
山本 雅男
生年月日
昭和25年07月25日生
略歴
昭和49年03月
中央大学文学部哲学科卒業
昭和51年03月
日本大学大学院文学研究科修士課程修了
昭和55年03月
日本大学大学院文学研究科博士課程満期退学
昭和55年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
平成06年04月
静岡県立大学国際関係学部助教授(大学院兼任)
平成09年10月
日本大学芸術学部助教授
平成14年04月
日本大学芸術学部教授
平成31年04月
日本大学芸術学部非常勤講師
研究領域
現代のイギリス社会や文化の核心部分は18世紀に形づくられたと考えられる。とりわけ社会生活や文化活動の末端にまで浸透している階級性の端緒を、当時のジェントルマン層の動向に焦点を当てつつイギリス文化の全体像を見通そうとしている。
文化の現象と基層を貫く基本的構造の分析が当面の課題である。近代文化の批判的考察を通し、文化基礎論の構築を目指す新たな視点を模索中である。
研究業績
『ヨーロッパ「近代」の終焉』 講談社
『ダービー卿のイギリス』 PHP研究所
『競馬の文化誌』 松柏社
『近代文化の終焉』 彩流社
『イギリス文化と近代競馬』 彩流社
『倫敦路地裏犯科帖』(翻訳) 東洋書林
『英国競馬事典』(編訳) 競馬国際交流協会
社会活動
日本スポーツ社会学会会員
日本ウマ科学会会員
(社)日英協会会員
日本文藝家協会会員
日本中央競馬会委員会委員
(公財)ジャパンスタッドブック評議員