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博士後期課程芸術専攻3年・QIU MENGYUN(キュウ ムウン)さんが日本イラストレーター協会主催の公募展(JIA Illustration Award 2024)で見事グランプリを受賞しました。
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芸術学研究科 教育研究上の目的
21世紀の芸術は、すべての領域における融合を必然としている。芸術の現状を視野に置きながら、芸術の理論と歴史の研究と想像力を養い、併せて専門及び学際的課題を含む応用領域の研究を行っている。専門分野の更なる研究と創作等を行うとともに、隣接領域の芸術と触れ合い、広い視野をもって芸術を理解することで、幅広い知識と技術を持った、次代の芸術をリードする人材を養成する。
芸術の新たな地平を切り拓く。
近年の芸術は、各分野がそれぞれ深化し、より高度な専門性が要求されるようになっています。
同時に、各分野のクロスオーバーする部分も大きくなるとともに、これまでの芸術の各領域を超えてマルティプル化しています。単独分野の研究を超えて、各分野が複雑にかかわり合うようになってきており、単独の芸術の深化をはかるだけでは十分といえない領域が多くなってきています。
本研究科は、以上のような芸術の現状を視野に置きながら、芸術の理論と歴史の研究と想像力を養い、併せて専門および学際的課題を含む応用領域の研究を行うことを目的としています。
このような理念を基に、博士前期(修士)課程は昭和26年に設置した文芸学専攻に加えて、平成5年に映像芸術専攻、造形芸術専攻、音楽芸術専攻、舞台芸術専攻の4 専攻を設置し、芸術の理論と高度な表現力を涵養することを主眼に構成しています。また、平成7年に開設された博士後期課程芸術専攻では、さらに自立した研究活動と高度な活動に従事するのに必要な表現能力と豊かな学識を持った人材の育成を目標としています。
大学院研究科長からのメッセージ
日本大学大学院芸術学研究科は、昭和26年の文芸学専攻に始まり、平成5年の映像芸術専攻、造形芸術専攻、音楽芸術専攻、舞台芸術専攻の増設へと、芸術研究の領域を広げてきました。そして平成7年には、博士後期課程芸術専攻を創設し、当研究科が目的とする総合的な芸術研究の場を整えました。学部8学科を基盤とした5つの芸術学研究科は、人類が培ってきた芸術分野をさらなる高みへと導くための研究を目的としています。芸術学研究科が提供するのは、芸術創作、そしてその創作を支える研究の場です。
そして一番大切なことは、芸術を大学院で学ぶということは、芸術の素晴らしさを社会に還元し、芸術によって世の中をリードしていく人材になってもらいたいということです。創作や研究をするだけでなく、作品や論文を世の中にどんどんと公開し、我々が追求している芸術が、社会、さらには人類にとって必要不可欠なものであることを強く認識してもらうことが大学院での学びの一番重要なことだと考えています。